人事総務部長
人事総務部長
CHAPTER1
一番は社内外を問わず、人的資源を最大限に活用することですね。経営戦略に合わせた採用や人員配置、教育訓練などに加えて、現在は従業員のモチベーションに繋がる人事評価制度の導入に向けて準備を進めています。
「ヒト」に関すること以外にも給与計算、安全衛生管理、ホームページ管理、個人情報保護マネジメントシステム(PMS)の適切な運用など、人事総務の仕事は本当に多岐にわたります。すべての従業員が円滑に業務を遂行できるよう、メンバーと協力しながら社内環境の整備に尽力しています。その一環として、今後は従業員の満足度を高めるような福利厚生を新しく導入することなども考えていきたいですね。
CHAPTER2
安定した職を捨て、TCEへの転職を決断することは容易ではありませんでした。家族、年齢、ワーク・ライフ・バランス、新たな人間関係の構築や環境変化への不安───。転職すべきか否か、自問自答を繰り返す日々でした。
転職の決め手となったのは「新たな仕事を通して自己成長したい」という気持ちです。前職では10年以上のキャリアを積みましたが、一つの仕事を続けることによる弊害もまた積み重なりました。経験を積むにつれて初めての業務や出会いが減り、このままでは自身の思考が硬直化していくのではないか。キャリアの停滞感、組織の閉塞感を感じ、少しずつモチベーションが低下していることに気が付きました。そんな状況を打破するために環境を変えることを決意したのです。
そして、TCEで働きたいと考えた理由はその将来性にあります。リユースパソコンの販売で「環境負荷低減」と「コスト削減」を両立させるというTCEのビジネスモデルは、SDGsが声高に叫ばれる現代おいて無限の可能性を秘めていると考えました。そんな会社で自己成長できることへの期待が、環境変化への不安を上回ったのです。
こうしてスタートしたセカンドキャリアにはたいへん満足しています。流れが速い業界の中で新しいことにチャレンジしつつ、いかにTCEの成長に貢献できるかと思考を巡らせる毎日。まさに働くことの“ワクワク感”を思い出すことができたというのが正直なところです。
CHAPTER3
社内の「ヒト」について知ることです。適材適所の人員配置を実現するためには人材の個性や能力、適性を把握することが不可欠だからです。普段からできる限り各拠点を巡回し、そこで働く従業員の生の声を聴くようにしています。また、有期雇用労働者を無期雇用転換する際には、私自身が直接面談することを社内ルール化しました。
他にも経営層と従業員の間に溝を作らないように意識しています。対等ではなくどちらか一方が負担を強いられる関係は健全とは言えません。お互いの信頼の上で気持ちよく働くことができて初めて、従業員は持てる能力を存分に発揮できます。経営層と従業員の間に入り、対話を通してその「思い」を丁寧にすり合わせることが私の仕事です。誰に対しても常に思いやりや気遣いを持って接すること、さりげない声かけをすることも忘れないようにしています。これらの心がけが従業員の定着率アップや生産性の向上などに繋がっていけば理想的ですね。
CHAPTER4
まずは風通しの良さですね。従業員同士に適度な距離感があり、社内には他者を尊重する雰囲気が満ちています。それでいて、いざというときにはお互いに手を差し伸べ合える。本当に働きやすい職場だと感じています。
次に、古い慣習や不必要な残業などがなく、業務効率化を通した生産性の向上に重きが置かれているのも魅力の一つです。とにかく仕事が合理的に進むので、日々納得のいく働き方ができています。
さらに、年齢や実績に関係なく、アイディアがどんどん採用される点にも魅力を感じます。やる気があれば新人でも企画を提案し、実現させることができる。「できない理由」よりも「できる方法」を考える前向きさが評価されます。やってみて上手くいかなくても、従業員の新たな発見や学びに繋がればよいという経営マインドがあるのはありがたいですね。